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アウトドア外遊び日記 シーカヤック&バックカントリースキー

2020徳島シーカヤックツアー Day3 南徳島 越すに越せない蒲生田岬

尿意にガマンできずに、明け方前に目覚める

寒い寒い・・・温度計は3℃

風もあって体感的にはもっと寒いf:id:nu-ma:20200316042631j:plain「エイャッ!」と外に出てオシッコ(笑) 空には月が出てた!

 

 7時起床f:id:nu-ma:20200316071118j:plain今日はバス停がある小吹川原まで

予報的には天気は良いのだが、昨日から継続して強風注意報が発令中

風向き的に紀伊水道を抜ける北風

蒲生田岬付近の2kmが勝負になりそうf:id:nu-ma:20200316071129j:plain

 

出発!!

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f:id:nu-ma:20200316083530j:plainf:id:nu-ma:20200316084759j:plain細くのびる半島が風除けになっていて、たいして風は吹いてこない

しかし川筋で谷になっているところは、猛烈な吹き出し

 

遠くに紀伊水道に浮かぶ、伊島f:id:nu-ma:20200316084814j:plainf:id:nu-ma:20200316084841j:plainf:id:nu-ma:20200316084846j:plain

 

上空の雲が猛烈に流れて行き、天気は目まぐるしく変化!f:id:nu-ma:20200316091511j:plainf:id:nu-ma:20200316092742j:plainf:id:nu-ma:20200316093651j:plain


 白い灯台が見えれば、蒲生田岬f:id:nu-ma:20200316095659j:plain
この付近は風が当たらず穏やかなのだが、「びよょょょぉぉ~」と風の唸る音が不気味 

細かな水路の先に紀伊水道f:id:nu-ma:20200316100010j:plainわぁ~ドンドコ海がながれてる

飴を口に入れ、ジャケットのジッパーを上げ、キャップを深く被る

↓このあとカメラを出す余裕は一切無し(汗)↓

 

岬を回り込むと、猛烈な向い風!時々ぶん殴られているような突風!2mぐらいの向かい波!!

一歩一歩進むようにジリジリ進む

腕、肩、胸、背中、腹....上半身の筋肉総動員でパドリング

キャップが少しずつズレてきて...疾風で吹っ飛ぶ!

もちろん取りに戻れる状態では無い

あぁぁぁ~海洋ゴミを出してしまった

 

気持ちが萎えたが、回り込もうとするカダチノ鼻まであと300m

しかし、すでに1時間全力パドリング....体も心も疲れてきた

 

同じような場面は、2016年6月の礼文島シーカヤック

そのときは、気温が低く、目の前の海岸にたどり着けなければ「はい!終わり!」という状況だった

しかし、今回はすぐ横にエスケープできる海岸が(笑)

心の中「まだ行けるよな!ガッツ見せろよ!あとちょっとだぜ!」

心の中「いや!礼文島の時より潮流も風もキツいぜ!パドリング止まったら太平洋に流れちゃうぜ・・・海岸に上がっちゃえよ」

 

心の中で迷いながらパドリング

そんな風に迷っているときは、心の余裕が無くなっている証拠

「はい!終了にしよう」

 波を橫っ腹に受けないよう、フェリーグライドで海岸に近づいていく

波消しブロックが並ぶ所まで行けば一安心 

いつのまにか、海岸に数名の人が集まってきた

こんな時にカヤックしているのを、心配して見ていたらしい....

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Windyで風の様子を見てみるとf:id:nu-ma:20200405172052p:plain10m/s超の風....キツイ訳だ(汗)

確かに厳しい海況だった....無理しなくて良かった!

 

海岸から道に上げて撤収作業f:id:nu-ma:20200316112323j:plain

さっき見ていた漁師さんが街まで送ってくれる事に!f:id:nu-ma:20200316114612j:plainf:id:nu-ma:20200316114838j:plain次回の再会を約束!

結局、牟岐線阿南駅まで!感謝!感謝!(*´∀`)ノ